レッスルエンジェルスクロニクル

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No.16 伊達、試練の3連戦《2年目9月》

“Mid-Japan女子プロレス”のリプレイ&SSです。
多分にカオスの脳内補完が行われた文章になりますので、お付き合いくださいませ。



「社長、どういうことなんですかっ!」
 練習後のミーティング、沢崎がくってかかってくる。
 今日は次のシリーズの主要カードを発表した。そのことなのだろうか…。
「どういうこと、ってどういうこと?」
 僕はとぼけながら逆に質問をする。
「だって…あのカードじゃあ、かわいそうじゃないですか!」
「そうかなぁ、これも一つの試練だと思ってね」
 そういいながら、ホワイトボードに貼ってあるカードを見る。
 今回の東・北日本シリーズはMJWP3大タイトルマッチと題して、AACの管理するタッグ、Jr、ヘビーのベルトを賭けた選手権試合を行うこととなった。
 まずは、東京大会で伊達・氷室の『Silent Destiny』が保持するAACタッグベルトに、優香とザ・USAの日米仲良しコンビ(本人達は『USAちゃんズ』というタッグチーム名にするらしい…)が挑戦。
 そして、宮城大会で伊達のAACjrベルトに氷室が挑戦する『Silent Destiny』対決。
 さらに、最終戦・北海道大会で伊達がチョチョカラスが長年防衛し続けているAACの至宝、ヘビー級ベルトに挑戦する。
 伊達にとっては、1ヶ月の間に3回タイトルマッチを行うという、前代未聞のスケジュールとなった。
 タイトルマッチは体力だけでなく、精神力も消耗する。これを1ヶ月の間に行うとなると、伊達には非常に厳しいシリーズとなる。これを乗り越えられれば、伊達はさらに成長することが出来るのではないか…僕は伊達の心の強さに賭けてみることにした。挫折してしまえばそれまでの選手、もしも、ベルトを3つとも獲ってしまうようなことがあれば、女子プロレス界もニューヒロインの誕生にもなる。
「大変な1ヶ月になると思うけど、伊達は乗り越えるだけの力はあると思うからね」
「そうじゃなくてっ!」
 沢崎は僕に掴み掛らん勢いで僕に迫ってくる。
「そうじゃなくてって、どういうこと?」
「…私がかわいそうじゃないですかぁ」
「…なんで?」
「んもぉ! 私、全然ベルトに挑戦させてもらえないじゃないですかっ!」
 そうか、沢崎はこのシリーズ、旗揚げメンバーの中で唯一タイトルマッチが組まれていない。
「わかった、ここで前座でも、セミでも、メインを喰う様ないい試合をしろ。タイトルマッチより、光る試合をしろ。観客を惹きつける試合をしろ。そうしたら、次はお前だ。ここで腐ったら、お前はこれ以上成長しない。お前が目指すのは…」
「史上最強ですっ! がんばりますっ!」
「そうだ、その意気だ」
 やれやれ、なんとか沢崎を納得させることが出来た。
 実力的も他の3人に劣っていないが、どうも地味な役回りをさせてしまう。名前の通り“光”る舞台を用意してあげないと、それこそ腐ってしまうぞ。彼女も逸材には間違いないのだから…。

 東京・後楽園プラザ。超満員札止め。
 メインイベントはAACタッグ選手権試合。
「青コーナー、挑戦者組、『USAちゃんズ』、優香、ザ・USAの入場ですっ!」
 大河は真剣にコールしているが、失笑が会場から起きる。大河もこんなコールをさせられるんだから、たまったもんじゃないだろう。
 優香とザ・USAがリングインすると、二人そろってうさぎ跳びのパフォーマンス。
「ぴょんぴょん!」「ピョンピョン!」
 手を頭の上でウサギの耳にしている。MJWPでイロモノ路線をやるつもりないんだけどなぁ…僕は頭をかきむしる。
「赤コーナー、王者組、『Silent Destiny』、伊達遥、氷室紫月組の入場ですっ!」
 コールされた二人は鋭い眼差しで入場。相変わらず言葉は交わさないが、視線を合わせて意思統一を図る。
「ゴング!!!」
 ブライアンの掛け声で、ゴングが鳴らされる。先発は伊達とザ・USA。
 伊達がロープに振って、ドロップキックを決めれば、USAはロープに振り返してショルダータックル。
 伊達は素早く氷室にタッチ。スリーパーホールドで絞め上げる。苦痛にゆがむUSAのマスクの下の表情。スリーパーを外して立ち上がると、組み合ってブレーンバスター。前転でコーナーに進み、優香にタッチ。
「いっくよぉ!」
 リングインするなり氷室にドロップキック強襲、続けざまに2連発!
 伊達にタッチするが、リングインしたところに優香のドロップキック! 伊達も不意の攻撃に足元がふらつく。
 しかし、さすが無尽蔵のスタミナ。伊達は立ち上がるとエルボー、ショルダータックル。
「ここで、負けるわけには行かないっ!」
 氷室に視線を送ると、すかさずリングイン。リング中央で棒立ちになる優香にWラリアート! 立ち上がったところに、さらにWラリアート! 優香はリングに倒れこむ。伊達が優香を押さえ込む。
「ワン、トゥー…」
「負けないもんっ!」
 カウント2.5でカバーを跳ね返す。伊達は再び氷室を呼び込み、Wパイルドライバー! 優香はグロッキー!
「これで、決まりだっ!」
 伊達が自信を持って押さえ込む。がっちりと片エビ固め!
「だから、負けないんだってっ!」
 これもカウント2.8でクリア!
「!? いい加減、起き上がってこないでっ!」
 優香がぐったりとしながらも、USAにタッチ。ここからUSAのスイッチが入る。
「ユウカト、ワタシデ、べるとヲ、トルンダ!」
 USAは伊達に突進してラリアート! そして、ロープに振ると強烈にヒップアタック! 立ち上がってくるところをスモールパッケージホールド!
 伊達は何とかカウント2でホールドを外す。
「キョウイノ、イチゲキ、ウケテ、ミナサイ!!!」
 USAは伊達を抱えあげると、フェイバリットホールド・パイルドライバーでマットに突き刺す! 伊達はフォールをカウント2で返すが、息も絶え絶え。やっとの思いで氷室にタッチ。
 USAがショルダータックルで氷室を吹っ飛ばすと、優香にタッチ。
「エヘヘッ! これで決めるよぉ!」
 コーナーに上ると、観客に向かってアピール。そして、ダウンしている氷室に向かってシューティングスタープレス!
 伊達がカットに入ろうとするが、USAも素早くリングインして、伊達を場外に放り投げる。
「ユウカ、キメテッ!」
「オッケー、ウサちゃん!」
 氷室の両足をしっかりと抱えて押さえ込む!
「ワン、トゥー…」
 ブライアンの右手が一気に振り下ろされる。
「スリー!!!」
 なんと! 大番狂わせと言っては失礼だが、『USAちゃんズ』がベルト奪取成功! リング上では、両手でウサ耳しながらうさぎ跳びのパフォーマンスで、勝利を噛み締めている優香とザ・USAの姿があった。

 AACタッグ選手権試合
 【王者組】×氷室紫月&伊達遥〔Silent Destiny〕(36分49秒 シューティングスタープレス)ザ・USA(フリー)&優香○〔USAちゃんズ〕【挑戦者組】
 第2代王者組が2回目の防衛に失敗、挑戦者組が第3代王者組となる

 伊達は、何も言わないまま、控え室へと戻る。タイトルマッチ3連戦、波乱の幕開けである。



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