レッスルエンジェルスクロニクル

PS2ソフト『レッスルエンジェルスサバイバー』のファンサイトです。リプレイ・SSを中心に紹介していきます。

カウンター

プロフィール

カオス

Author:カオス
プロレス好き(最初新日派、今はノアも)、WA好き、ファイプロ好き、競馬好き、でございます。
以後、お見知りおきを…

11月6日発売決定!

『レッスルエンジェルス サバイバー2』

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

ブログ内検索

カテゴリー

月別アーカイブ

RSSフィード

ブロとも申請フォーム

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

No.26 春の女神《3年目5月》

“Mid-Japan女子プロレス”のリプレイ&SSです。
多分にカオスの脳内補完が行われた文章になりますので、お付き合いくださいませ。




 いよいよ、Mid-Japanも2周年を迎えることとなる。
 今年から、春の祭典『ヴィクトリアグランプリ』が開催されることとなった。ヴィクトリアはローマ神話で勝利の女神の名前。勝利の女神の称号を目指し、8選手が総当りリーグ戦で1ヶ月戦い抜く。
 選手達は練習のペースを上げて、道場の気温もドンドン上がる。僕達フロント陣も『ヴィクトリアグランプリ』成功のために、連日ミーティングを重ねている。僕や大河は、事務所に泊り込みが続いている。
 そんな事務所では…。

「ねぇ、大河君」
「どしたの」
「今度さ、うちのリングに上がるEWAって、どんな連中なの?」
「え!!! あんた、知らないで提携したの!?」
「だってさ、霧子さんのプッシュがあったしね、相当な強豪選手がいるって言うからさ。AACが抜けて、興行的にも新たな選手の登場が必要だもの。相手側からうちに上がりたいって、オファーがあったんだろ?」
「まあね、契約金も破格の安さだったから」
「で、どんな連中?」
「EWAは団体、というより、選手のプロモーション会社のようなものだよ。ヨーロッパを中心にして、各地の格闘技イベントに選手を送り込んでいるところさ。女子格闘技界では結構名が通ってるの。あんた、それでもプロレス団体の社長?」
「格闘技、ってほとんど見ないんだよねぇ。男子の格闘技だって、詳しくないし」
「知ってる選手、上げてみぃ」
「えっとね、サク○バとか、オ○ワとか、フジ○、ぐらいしか知らないなぁ」
「あんた、それでも元プロレスラーかい! いま出たのも、全部プロレスラーだし」
「それはいいんだけどさ、そんな格闘家連中が、プロレス出来んのか?」
「EWAの社長がいうにはさ、所属選手の中でも、プロレスに適応できそうな娘達を選りすぐって連れてくるって。うちの団体を足掛かりにして、ゆくゆくは日本進出を図る腹積もりらしい。だから、契約金も安くして、うちに売り込みをかけてきたらしいよ」
「ま、プロレスを知らない連中に、うちの娘達が負けるわけ無いでしょ」
「そうなら、いいけどね…」
 そんなお気楽な会話が繰り広げられていたが、その考えが大甘だと解るのは、それほど時間が掛からなかったのである。

 『ヴィクトリアグランプリ』に参加するのは、伊達遥、沢崎光、優香、氷室紫月、カンナ神威、永原ちづる、のMid-Japan1期生・2期生、フリー参戦しているザ・USA、そして、今回から参戦をするEWAのナスターシャ・ハンの計8名。初代『勝利の女神』に輝くのは誰なのか。そして、EWAの実力は如何に。ファンの注目はそこに注がれた。
 東海・北陸をサーキットする今月のシリーズ。リーグ開幕戦は石川県・金沢総合文化体育館。
 メインに据えたのは、Mid-Japan一のテクニシャン氷室紫月と、未知なる強豪ナスターシャ・ハンとの一戦。この戦いで、EWAの実力を見極めようと、リーグ戦を終えた選手達が、リング下から、花道奥から、本部席から、視線を注ぐ。

 序盤は、氷室の得意のグラウンドテクニック。スリーパーホールドでねちっこく攻め立てる。
「緒戦は落とせない、運命に賭けて!」
 しかし、ハンの顔には笑みさえ浮かぶ。余裕の表情で会場に視線を送る。
「フン、お前達の力はそれほどのものか。格闘技の偉大さを見せてやる!」
 氷室のスリーパーを振りほどくと、スクッと立ち上がる。そして、軽く首をひねって見せる。今の攻撃、まるで効いていない、というアピールなのか。
「これから…」
 氷室が呟くと、ハンに向けて突進。右肘を振り上げる。
「フンッッッ!!!」
 ハンは、氷室の攻撃をスウェイしてかわす。
「!?」
 かわされた氷室の体勢が崩れる。それを見て、ハンは体重を前にかける。そして、氷室の左脚を捕まえると、首に手を回す。一気に反り返って氷室を投げ飛ばす。最強のスープレックス・キャプチュード!
 さらに、立ち上がってくる氷室に正面から組み付き、ベリー・トゥ・ベリィで投げ捨てる! 氷室は膝を突いたまま、立ち上がることが出来ない。
「これでおしまいかい!?」
 ハンは、氷室の頭を掴み強引に立たせる。後ろに回りこむとドラゴンスリーパーで首を絞め上げる!
「まだ…」
 氷室からは嗚咽が聞こえる。か細い呟きが発せられる。
「これは、耐えることができたか。それなら…」
 ハンは、ドラゴンスリーパーを自ら解くと、氷室の首根っこを捕まえて、ボディに連続の膝攻撃! ニーリフトが氷室の腹部にえぐりこむ!
 そして、崩れ落ちた氷室を笑顔で見やると、余裕を持ってフォール!
「ワンッ! トゥーッ! スリ…」
「はぁあっっ!」
 氷室がカウント2.9で何とか肩を上げる。しかし、目は虚ろ。飛んでしまっている様子。会場からは氷室に向けての声援が鳴り止まない。
「ほぅ…これは、クリアできたようね。じゃあ、これはどう!?」
 ハンが、氷室を抱え込むとドリル・ア・ホール・パイルドライバーで叩きつける! 格闘技だけじゃない、もっともプロレスらしい技を繰り出す! 崩れ落ちた氷室は、もう動くことすらできない。横たわる氷室を、ハンは口元に笑みを浮かべたまま、片手で押さえ込んで3カウントを奪った。
 その光景を目の当たりにした、他の選手達は全く口をきけずにいる。氷室を助けあげることすら忘れて。格闘センスに加えて、プロレスにもしっかりと順応している。今後、ナスターシャ・ハンを中心にしたEWA勢の脅威を肌で感じて。

 ○ナスターシャ・ハン(10分43秒 パイルドライバー→体固め)氷室紫月×

 その後、ナスターシャ・ハンはカンナ、沢崎、優香と、全く相手にせずに勝利。その決め技も、絞め技、打撃技、プロレス技と、オールラウンドな格闘センスを見せつけた。
 その他の選手は、伊達も4戦負け無しでハンと共にリーグ戦トップを走る。その後は沢崎、氷室、カンナが2勝で追いかける展開。完全にハンと伊達のマッチレースの様相を呈している。
 リーグ戦は残り3戦を迎える…。

  
ナスターシャ・ハン   
伊達遥   
優香×××   
沢崎光××   
カンナ神威××   
氷室紫月××   
ザ・USA  × ×××
永原ちづる   ×××

スポンサーサイト

comment

管理者にだけメッセージを送る

Pagetop ]

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。