レッスルエンジェルスクロニクル

PS2ソフト『レッスルエンジェルスサバイバー』のファンサイトです。リプレイ・SSを中心に紹介していきます。

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Author:カオス
プロレス好き(最初新日派、今はノアも)、WA好き、ファイプロ好き、競馬好き、でございます。
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No.4 頂上への階段《1年目5月~7月》

“Mid-Japan女子プロレス”のリプレイ&SSです。
多分にカオスの脳内補完が行われた文章になりますので、お付き合いくださいませ。




 いよいよ、旗揚戦。
 会場は名古屋市中央体育館。体育館の中央に真っ白なリングが据え付けられた。経費削減のために、選手もコーチも秘書も雑用係も、そして社長も会場設営を行った。椅子が並び、いよいよ客入れするばかりとなった。
 前売り券はそこそこの数が出ているようだ。後は当日券がどれぐらい出るか。
 リングの上に氷室、沢崎、優香、伊達の4人を集める。
「いよいよ、旗揚げ戦だ。君達は短い間にプロレスラーとしての力を伸ばしてきた」
「えへへ、そうですかぁ!?」
 優香がぴょんぴょん飛びながら喜ぶ。
「が、お客様の前でプロレスをするのは、今日が初めてだ。お客様に喜んでもらう、楽しんでもらう、感動を与える、これが出来なければ、本当のプロレスラーじゃない」
「私達にそれが出来るんでしょうか…」
 沢崎が不安そうな顔をする。
「まだ、その力は君達にはない」
「はっきりと…言いますね…」
 伊達はすっかり気落ちをしている。
「始まる前から、そんな調子でどうするんだ。君達はプロレスラーの頂上へのスタートを、今から切るんだ。トップに立つのも、誰にも知られずに消えていくもの…」
「…運命…」
「まあ、そういうことだ」
 最後は氷室の一言で締められたが、それはMid-Japanの行く末も同じ。この娘達が活躍できる舞台を作って、そして、大きくしてあげないと。

 1000人収容の会場は八割方埋まった。満員とまではいかないが、そこそこの客入りだろう。観客の姿を見て、ほっとした気持ちで本部席に座る。隣では、もぎりをやっていた大河が座る。
「これでも名古屋じゃ名の知れたプロレスラーだったんだぜ。その俺に、もぎりやらせるか、普通!?」
「仕様がないだろ。人手が足らないんだから。霧子さんもブライアンももぎりしてくれてるんだから」
「それに、俺にリングアナやれって無茶な」
「仕様がないだろ。人手が足らないんだから。レフェリーはブライアンがやるんだから」
「…お前、それ言えば許してもらえると思ってるだろ…」
「うん、思ってる」
「………」

 試合開始を前に、選手・スタッフ全員がリングに上がった。みんなを代表して僕が挨拶をする。
「皆様、生まれたばかりの我等の『Mid-Japan女子プロレス』のためにお集まり頂き、大変に感謝しております。これから、私達は女子プロレス界に新しい風を吹き込むために、頑張って参ります。そして、ここにいる4人が日々成長し、女子プロレスのエースを目指していく姿を見守ってやってください。よろしくお願いします!!!」
 会場からは、歓声・声援・拍手が起こる。緊張した表情を見せる4人の姿がとても印象的だった。この顔が、将来どのように変わっていくのか、非常に楽しみだ。

 5月は東海・北陸8県を回ったが、客数は収容人員の6~7割程度。6月は関西・中国・九州、7月は北海道・東北・関東と回ったが、5割程度の客入り。いくらAACのレスラーが参戦しているとはいえ、最初は厳しいか。そのうちに、どこに行っても会場を満員にすることか出来る団体にしてみせる、と心の中に誓った。

 5月の興行中に氷室が、7月には沢崎が怪我を負ってしまった。本当なら休ませてやりたいところだが、この陣容では休養を与えることも出来ない。申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
「“史上最強”の前に、これぐらいはなんでもないですよっ!!!」
「これぐらいは、なんでもないから…」
 泣かせる台詞だ。経営に余裕が出てきたら、南の島にでも連れて行ってやるからな。

 8月の興行を前に、道場に選手全員を集めた。
「今日集まってもらったのは、他でもない」
「なんなんですかぁ、肝試しとかはいやですよぉ」
「そんな訳ないだろうが…」
「じゃあ、なんなんですか?」
 沢崎が僕の顔を覗き込む。
「お前達4人と、AACの4人とでリーグ戦を行う。真夏のリーグ戦『サマーフェスティバルofMJ』を開催する」
「それ…楽しみ…」
「それだけじゃない。4人の中で1番成績のいい選手に、AACJrベルトへの挑戦権を与える」
 ベルト、と聞いて4人とも驚きの声を上げる。
 時期尚早、という気もしたが、早いうちにタイトルマッチの経験をさせたほうが良い、という僕の判断で決定した。
「お前ら、そういうことだから、頑張るんだぞぉ」
 事務所に用事があって通りかかった大河が、一言言っていく。
「大河さん、その頃には、マイク、もう少し上手になってくださいねぇ」
「優香、お前が挑戦権とっても、選手紹介してやんねぇからなっ!!!」
「いいもん、その時は社長にやってもらうもーん」
「社長のマイク…それも、運命…」
 いや、それで片付けてもらっては困るんだが…。

 8月の祭典に向けて、4人はさらに力を蓄えていく。僕もこの娘達のために、頑張っていかないと…。



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