レッスルエンジェルスクロニクル

PS2ソフト『レッスルエンジェルスサバイバー』のファンサイトです。リプレイ・SSを中心に紹介していきます。

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Author:カオス
プロレス好き(最初新日派、今はノアも)、WA好き、ファイプロ好き、競馬好き、でございます。
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No.6 初挑戦《1年目9月》

“Mid-Japan女子プロレス”のリプレイ&SSです。
多分にカオスの脳内補完が行われた文章になりますので、お付き合いくださいませ。




 8月の『サマーフェスティバルofMJ』でAACJrベルトへの挑戦権を獲得した伊達。
 練習に、さらに力が入る。通常の合同練習に加えて、大河を相手にした特訓を連日行っている。大河の話によると、伊達のキックの威力は日に日に増しているとの事だ。
「ここ見ろよ。遥のキック、まともに喰ったら内出血だぜ。俺、毎日サンドバック状態」
 大河が左の腿のあたりを擦りながら、僕に話してくれた。嬉しそうに話している様子を見ると、M?…ではなく、教え子の成長を喜んでいる様子だ。
「もっと…練習しないと…」
 寮の伊達の部屋から、夜な夜な破裂音が聞こえてくるのは、サンドバックでも蹴っているのであろうか、秘密特訓も積んでいるようだ(部屋の壁が薄いので、“秘密”でも何でもないんだけど)。

 最終戦、大阪IMPプラザ。超満員の観客が訪れた。
 メインイベントを前に、試合を終えた優香、沢崎、氷室がリングサイドに現れた。初のベルト挑戦をする伊達の姿を見ておきたい、ということでセコンドにつく。本部席では僕と霧子さんが伊達の勇姿を見るために陣取った。

 会場が一旦暗転。スポットライトがリングを照らし、リングアナの大河が上がる。
「青コーナー、挑戦者、伊達遥、入場!」
 大河のコールで入場曲が流れる。緊張した面持ちで伊達が入場。しかし、目の中には力が漲る。
「はるかちゃ~ん、がんばれぇ~!」
「熱血していけぇ!」
「遥、頑張って…」
 3人も大声で声援を送る。まるで、自分のことのように気合が入っている。

「赤コーナー、AACjrチャンピオン、ミレーヌ・シウバ、入場!」
 ミレーヌは、奇声ともいえる叫び声をあげながら、入場。

 リングで対峙した二人は、じっと視線を合わせたままだ。伊達の姿は、普段の、あのオドオドとした様子は微塵も感じられない。二重人格者なのか、はたまた“ファイターズ・ハイ”の恍惚とした心持なのか。

 少し、伊達に対して期待を持ってゴングが打ち鳴らされるのを待っていたが、現実は甘いものではない。
 試合開始早々、ミレーヌの強力なエルボー、掌底が連続ヒット。眉間から鮮血が流れる。さらに、その傷口を狙うようにステップキックの連打が襲う。
「遥!気合だ、やりかえせぇ!」
 沢崎の声に奮起したのか、伊達も反撃に出るが、攻撃が続かない。目にも血が入っている様子で、盛んに目を拭っている。
「これで、終わりだぁ!」
 伊達の足がよろめいた瞬間、ミレーヌはバックに回る。ハッとした表情を伊達は見せたが、その瞬間に伊達の身体は宙に浮いていた。
「ワン、トゥー…」
 ブライアンが一瞬、マットを叩くのを躊躇したように見えたが、意を決したように俯いて腕を振り下ろす。
「…スリー!!!」
 伊達はミレーヌのバックドロップを喰らい、肩をあげることが出来なかった。

 AACJr選手権試合 60分一本勝負
 ○【王者】ミレーヌ・シウバ(13分25秒 バックドロップ→体固め)伊達遥【挑戦者】×
 王者が1回目の防衛に成功

 流血してうずくまる伊達を見て、3人がリングに上がり、肩を抱えた。
「まだまだ、練習しないと…」
 優香は血まみれになっている伊達の姿を見て涙ぐむ。沢崎も悔しそうな表情だ。氷室は何か思うところがあるのか、伊達の姿を凝視していた。
 まだ、デビューして4ヶ月だ。これから先、いくらでも能力の伸びしろがある。ここでベルトを獲って勘違いをしてしまうよりも、いい結果になったんじゃないだろうか。もちろん、他の3人にも。



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